整形外科領域でのPRP療法全体の流れ

整形外科領域では、PRP療法を実施する前に2回の診察を行い、3回目のご来院時にPRP療法を実施します。

1回目のご来院(保険診療)

診察してPRP療法の適応に可能性があるかどうかを検討します。(その後、病院内でも検討会議を行います。)

2回目のご来院(自費診療)

・病院内の検討会議の結果をお伝えします。
・同意書をお渡しします。
(PRP療法の長所・短所を十分ご理解いただいたうえで実施を希望されたときに、同意書にご署名いただきます。)
・PRP療法実施日を決定します。
・実施前の血液感染症検査、身体機能測定を行います。

3回目のご来院(自費診療)

PRP療法を実施します。

4回目のご来院(自費診療):PRP療法実施から1週間後

実施した部位の状態を診察します。

5回目以降のご来院(自費診療):原則、PRP療法実施から半年間、1ヶ月ごと

実施後の経過を診察します。(Mycellsの場合、経過観察に併せ、PRP療法を実施する場合があります)なお、医師の判断により、経過観察期間を短縮する場合があります。

1回目の診察の流れ

お持ちいただくもの

  • 保険証・診察券
  • お薬手帳または現在のお薬がわかるもの(サプリメント、市販薬を含む)
  • パンフレット
受付

問診票をご記入いただきます。
お薬手帳/現在のお薬がわかるものをお預かりします。

診察

PRP療法の適応があるか、検討する為に診察します。

検査

診断する為に必要な検査を実施します。

検査後の診察

診察の結果、PRP療法を受けられる可能性があると判断され、患者様も希望された場合、次回2回目の診察と身体機能測定の予約を行います。

内服薬の確認・休薬の説明

普段服用しているお薬を確認させていただきます。休薬の必要性がある場合は処方した担当医へ休薬の可否について確認していただくための診療情報提供書を作成します。

事務からのご説明、会計

費用や支払い方法について説明します。

2回目の診察の流れ

お持ちいただくもの

  • 保険証・診察券
  • お薬手帳または現在のお薬がわかるもの(サプリメント、市販薬を含む)
  • パンフレット
受付

診療情報提供書をお持ちの方は受付にてお預かりします。
お薬手帳または、現在のお薬がわかるものをお預かりします。

診察

院内検討会議の結果をご説明します。

内服薬の確認・休薬の説明

休薬の必要性がある場合、処方した担当医からの休薬の可否について確認させていただきます。そのうえで、休薬に関して具体的にご説明します。

これまでの説明を聞いたうえで、PRP療法を希望される場合、PRP療法に関する説明書・同意書(使用するキットにより内容が異なります)をお渡しします。お渡しした説明書に基づきPRP療法について詳細にご説明し、次回(3回目)PRP療法実施の日時を決定します。

血液感染症検査

感染症検査のため、採血を行います。

看護師・薬剤師からのご説明

PRP療法実施日の流れと、休薬の流れについて具体的にご説明します。

理学療法士による身体機能測定・ リハビリに関するご説明

問診、関節可動域測定、筋力測定などの身体機能測定を行います。
PRP療法実施後のリハビリについてご説明します。

会計

血液感染症検査と診察の費用(17,600円(税込))をお支払いいただきます。

3回目の診察の流れ(PRP療法実施日)

お持ちいただくもの

  • 保険証・診察券
  • お薬手帳または現在のお薬がわかるもの(サプリメント、市販薬を含む)
  • パンフレット
  • PRP療法に関する説明書・同意書(使用するキットにより内容が異なります)
  • 費用の残金
受付、費用のお支払い ご予約時間の30分前にご来院ください。

あらかじめご署名いただいている 以下の同意書をお預かりします。

  • PRP療法に関する説明書・同意書(使用するキットにより内容が異なります)
お薬手帳または現在のお薬がわかるものをお預かりします。
本日の体調をうかがい、体温測定等を行います。
費用の残金をお支払いいただきます。

診察

PRP療法実施の希望について最終確認いたします。

採血

PRP療法に必要な採血を行います。
採血後、加工作業の間約60分間、院内にてお待ちいただきます。

PRP療法実施

PRPを患部に注射します。
医師より、実施後の注意点をご説明します。

看護師・薬剤師からのご説明

実施後の注意点をご説明します。
休薬していた内服薬の再開についてご説明します。
次回以降の診察予約を行います。

ご帰宅

ご帰宅の際は、必ず受付にお立ち寄りください。

4回目の診察の流れ(PRP療法実施後)

お持ちいただくもの

  • 保険証・診察券
  • お薬手帳または現在のお薬がわかるもの(サプリメント、市販薬を含む)
  • パンフレット
受付

診察 投与より1週間経過後に実施部位の状態観察を行います。

必要な場合は検査を行います。
PRP療法実施後、1か月経過時(5回目)の診察予約を行います。

※継続したPRP療法の施術の予定がある場合は、次回のPRP療法施術日に経過観察を行うこととし、1週間後の経過観察を行わない場合があります

ご帰宅

ご帰宅の際は、必ず受付にお立ち寄りください。

リハビリテーション(自費オプション)をご希望の方は診察の際にお申し付けください。

5回目以降の診察の流れ(PRP療法実施後)

お持ちいただくもの

  • 保険証・診察券
  • お薬手帳または現在のお薬がわかるもの(サプリメント、市販薬を含む)
  • パンフレット
受付

診察 実施後の状態を診察します。

必要な場合は検査を行います。
1か月後(6回目〜)の診察予約をいたします。

理学療法士による身体機能測定

問診、関節可動域測定、筋力測定などの身体機能測定を行います。

ご帰宅

ご帰宅の際は、必ず受付にお立ち寄りください。

リハビリテーション(自費オプション)をご希望の方は診察の際にお申し付けください。
定期的な受診、又は電話連絡により、最長半年間(6か月間) 経過観察をさせて頂きます。

PRP療法当日のご注意

自動車の運転について

整形外科領域でPRP療法を実施する場合、当日(PRP療法実施後)の運転はお控えください。

  • 実施部位の違和感により運転に影響する恐れがあります。

食事/水分/入浴

食事制限はありません。普段通りお召し上がりください。
PRP療法実施前24時間は、普段より多めの水分摂取を心がけてください。

  • 水分摂取量が少ないと、血液採取時に気分が悪くなることがあります。
  • 普段の水分量より500mlほど多めにお飲みください。

当日(PRP療法実施後)は感染予防の為入浴・シャワーをお控えください。

  • PRP療法実施当日は、入浴を済ませてからご来院ください。

PRP療法実施後のご注意

当日(PRP療法実施後)は、個人差はありますが腫れぼったさや違和感がある方もいらっしゃいます。この場合、実施部位を冷やしていただくと、症状は数日で改善します。
1週間以上痛みが持続される場合は、当院までお問合せください。
痛み止めの使用に関しましては、担当医の処方する薬のみをご使用ください。薬によっては、治療に影響する場合がありますのでご注意ください。
整形外科領域におけるPRP療法実施後14日間は活動レベルを最小限に、実施前より活発にしないことが推奨されています。運動はお控えいただきますが、痛みが悪化しない程度のウォーキングは可能です。
当日(PRP療法実施後)は、感染予防のため入浴・シャワーをお控えください。入浴・シャワーのご使用は翌日からとなります。実施部位に貼ってある注射パッチを外してから、入浴・シャワーをご使用ください。
中止薬の再開時期に関しましては、医師の指示をお守りください。
実施後は、経過観察のため、1ヶ月後を目途に診察を行います。必要に応じて定期的な受診又は電話連絡を継続し、最長で6か月間経過観察をさせて頂きます。
経過観察は、医師の判断で6か月以内に終了させる場合があります。

ご不明な点は、おゆみの中央病院までお問い合わせくだい。