心臓ドック

突然死の原因の大半は心臓のトラブルです!

心臓は血液を全身に循環させるポンプの役割を担っており、心臓の停止は死に直結します。初発症状から24時間以内に死亡することを『突然死』といい、働き盛りを襲う突然死の約7割は心臓のトラブルによるものです。

心疾患の大部分を占める『虚血性心疾患』

『虚血性心疾患』とは、心臓の筋肉(心筋)へ血液を送る血管(冠動脈)の血流が、動脈硬化によって阻害されることにより、心筋が酸素・栄養不足に陥るものです。主な原因は動脈硬化であり、完全に閉塞してしまうと心筋は壊死してしまい、機能が著しく低下、重度の場合は死に至ります。

動脈硬化の進行のイメージ図

検査項目・料金

検査項目 心臓エコー 心臓の形状、壁の厚さ・動き方、血液の流れ(弁膜症の有無など)を調べます。 39,800円
(税込)
心電図 虚血性心疾患や不整脈の有無を調べます。
ABI 足首と上腕の血圧を測定し、比率を調べることで動脈硬化の度合いを推定します。
血液・尿検査 動脈硬化の危険因子となる糖尿病などの有無を調べます。
LOX-index 血液内に存在する動脈硬化を引き起こす原因物質を測定します。
胸部レントゲン 心臓肥大の有無を調べます。
結果説明 当日検査終了後、心臓血管外科専門医が行います。

ご注意:このコースにペア割引はございません

検査内容紹介

心臓エコー

超音波(人間の耳には聞こえないくらいの高周波)を用いて人体内部を画像化する検査であり、人体に無害です。
体表にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる超音波を発生する装置を胸に当てて心臓を観察していきます。
検査時間は20~30分です。下記の様に多くの情報を得ることが可能です。

大きさ・形状 心臓が大きくなっている場合は心臓が弱っていることが多く、大きさの評価は大変重要です。
また、壁の厚さから心肥大の有無もわかります。
壁の動き 収縮をしない心筋の場所や範囲がわかります。
ポンプ機能の良し悪しも数値で評価することができます。
血液の流れる速度や方向 心臓は4つの小部屋からなり、『弁』を通って決まった方向に血液が移動します。
弁がうまく機能しない場合は逆流、狭窄などの所見を認めます。

弁の動きを観察

カラードプラによる血流方向の観察

LOX-index®(ロックスインデックス)

悪玉コレステロールとされるLDL。正常な状態では細胞やホルモンの原料となりますが、活性酸素などにより酸化されることで超悪玉コレステロールLABに変性します。LABはLOX-1(血管内膜に存在し、血液中の異物を除去する役割を持つ)と結合し、血管内膜の炎症を引き起こします。LABとLOX-1の値を測定することで、心筋梗塞や脳梗塞といった血管障害の発症リスクを予測します。2mlの採血で検査可能です。

※ご注意

妊娠中の方、風邪、関節リウマチを患わっている方は検査数値が高くなる可能性がございます。