Coolief疼痛管理用高周波システム

2024年3月1日スタートCoolief疼痛管理用高周波システム末梢神経ラジオ波焼灼療法

当院では、2024年3月1日より変形性膝関節症の患者さんに対して、末梢神経ラジオ波焼灼療法「Coolief疼痛管理用高周波システム」を
導入し、保険診療にて治療を開始いたしました。
原則として、日帰りでの治療を行います。
患者さんのご希望を踏まえ、主治医の判断により一泊二日入院の治療が可能です。
一泊二日入院のご希望がございましたら、診察時にお申し出ください。

Coolief疼痛管理用高周波システムとは

Coolief(クーリーフ)による膝関節症の治療とは、痛みを感じる神経(感覚神経)に対して、高周波(ラジオ波と呼ばれる電磁波)を
流し、感覚神経を部分的に焼灼し、痛みを軽減する治療です。

対象について

  • 変形性膝関節症と診断された患者
        +
  • 人工関節等の手術療法には至らない(手術が受けられない方)
       若しくは
  • 既存のヒアルロン酸注射などの保存療法では疼痛が軽減しない
治療の選択肢

適応除外項目

  • 神経疾患の既往歴がある。
    てんかん、脳疾患、アルツハイマー・レビー小体型認知症・パーキンソン病・脊髄炎・髄膜炎・ALS・ミオパチー・重症筋無力症・
    多発性硬化症・意識障害など
  • 血液感染症
  • 精神疾患
  • 糖尿病性神経障害
  • コミュニケーション障害(意思疎通が取れない、指示が通らない方は困難)
  • 血液凝固障害又は、抗凝固薬を使用している。

期待される効果

  • 変形性膝関節症による痛みが軽減する。

臨床成績

海外で行われた臨床試験では、治療6か月時点で、治療前よりも痛みを感じる程度が50%減った患者さまの割合は、74.1%でした。
従来の治療法の一つであるステロイド関節注射と比較しても効果的であったことを示しています。変形性膝関節症の慢性疼痛軽減効果が
期待できる最新の保存療法と言えます。(※効果には個人差があります)

NRSスコア

リスク・副作用

  • 火傷や痙攣、疼痛の増悪、筋収縮、局所感染、神経血管損傷及び異常感覚、皮膚のかぶれ、発赤、皮下出血、その他の合併症などが
    起こる可能性があります。

治療の流れ(日帰りの場合)

術前外来

治療をご希望の方は、術前外来の前にお電話にてお問い合わせください。
  • 診察においてCooliefの適応判断を行います。
  • レントゲン撮影やMRI検査による評価(必要に応じてブロック注射)を行います。
  • 血液感染症検査を行います。

治療当日

  1. 外来リハビリ室にて身体機能評価を行います。(1階総合受付にてお声かけください)
  2. 本治療前に主治医による診察を行います。
  3. 超音波エコーを用いてターゲットとなる神経を探します。
  4. Cooliefの針を刺す部分に局所麻酔を行います。
  5. 局所麻酔の効果を確認後、Cooliefの針を刺します。
    ※局所麻酔を行っているため、痛みを感じることはほとんどありませんが、疼痛や不安が強い場合は状況に応じて、鎮静薬や鎮痛薬、
    若しくは笑気麻酔を使用する場合があります。
  6. Cooliefの針から高周波を流し、ターゲットとなる神経を焼灼します。
  7. 1部位あたり、2分30秒高周波を流します。この治療を3部位実施します。

治療当日の注意事項

  • 歩行などの日常生活に支障はございませんが、運動やリハビリはお控えください。
  • 自動車等の運転はお控えください。(実施部位の違和感により運転に影響する恐れがありますのでご家族等の送迎、若しくは公共交通機関をご利用いただきお越しください。)
  • 飲酒はお控えください。
  • 腫れ、違和感がある場合は、保冷剤などで冷やすようお願いいたします。
  • 内服薬は主治医の指示のもと、内服するようお願いいたします。

治療後の診察

  • 術後2週、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後に経過を観察いたします。
    ※県外にお住いのかたは、主治医と相談になります。

治療の流れ(一泊二日入院の場合)

術前外来

治療をご希望の方は、術前外来の前にお電話にてお問い合わせください。
  • 診察においてCooliefの適応判断を行います。
  • レントゲン撮影やMRI検査による評価(必要に応じてブロック注射)を行います。
  • 血液感染症検査を行います。
  • 一泊二日入院となりますので、入院のご案内(抗原検査説明を含む)をいたします。
  • ご入院に際しまして、当院では新型コロナウイルス感染症対策の一環として、抗原検査を実施しております。(抗原検査費用は退院時にお支払いいただきます)

治療当日

  1. 外来リハビリ室にて身体機能評価を行います。(1階総合受付にてお声かけください)
  2. 本治療前に主治医による診察を行います。
  3. 超音波エコーを用いてターゲットとなる神経を探します。
  4. Cooliefの針を刺す部分に局所麻酔を行います。
  5. 局所麻酔の効果を確認後、Cooliefの針を刺します。
    ※局所麻酔を行っているため、痛みを感じることはほとんどありませんが、疼痛や不安が強い場合は状況に応じて、鎮静薬や鎮痛薬、
    若しくは笑気麻酔を使用する場合があります。
  6. Cooliefの針から高周波を流し、ターゲットとなる神経を焼灼します。
  7. 1部位あたり、2分30秒高周波を流します。この治療を3部位実施します。
  8. 治療後の疼痛を管理するため、一泊二日の入院となります。

治療翌日

  • 主治医による診察を行い、退院となります。

退院後の診察

  • 術後2週、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後に経過を観察いたします。
    ※県外にお住いのかたは、主治医と相談になります。

治療可能医師

Coolief疼痛管理用高周波システムを使用するには、一般社団法人日本関節病学会が認定する講習プログラムを受講し、修了証を取得している必要があります。
当院では以下の先生が治療を行うことができます。

  • 写真: 整形外科 医療法人社団淳英会 理事長 院長 山下 剛司
    整形外科
    医療法人社団淳英会
    理事長 院長
    山下 剛司

    資格・表彰等

    資格/認定
    • 医学博士
    • 日本整形外科学会専門医
    • 日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
    • 日本整形外科学会 認定スポーツ医
    • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
    • AO骨折治療コース インストラクター
    • 日本関節病学会_Coolief疼痛管理用高周波システム講習プログラム 修了
    表彰等
    • 国際関節症学会(OARSI)学会賞受賞
    • 日本学術振興学会科学研究費取得(H18-H21)
    • 日本整形外科基礎学術集会感謝状
    • 日本人工関節学会感謝状

    略歴

    学歴
    • 岡山大学医学部 卒業
    • 千葉大学大学院医学研究院 整形外科学 修了
    職歴
    • 岡山大学病院 麻酔蘇生科
    • 千葉大学医学部附属病院 整形外科
    • 千葉メディカルセンター 整形外科副部長
    • スイス・ベルン大学 客員研究員
    • 帝京大学ちば総合医療センター 整形外科講師・病棟医長
    • 医療法人社団淳英会 理事長 就任

    専門分野

    • 整形外科領域全般
    • ひざ関節外科
    • スポーツ医学

    所属学会、活動等

    • 日本整形外科学会
    • アメリカ整形外科学会(AAOS)
    • 国際関節症学会(OARSI)
    • 国際軟骨修復学会(ICRS)
    • 日本関節鏡学会
    • 日本スポーツ整形外科学会
    • 日本医師会・千葉県医師会・千葉市医師会
    • 日本関節病学会
  • 整形外科
    整形外科医長
    鈴木 辰朗

    資格・表彰等

    資格/認定
    • 日本整形外科学会専門医
    • 日本関節病学会_Coolief疼痛管理用高周波システム講習プログラム 修了

    略歴

    学歴
    • 福島県立医科大学医学部 卒業
    職歴
    • 藤沢湘南台病院整形外科

    所属学会

    • 日本整形外科学会
    • 日本関節病学会
    • 日本人工関節学会

QandA

  • QCooliefを実施することで、痛み止めの薬や注射、手術が必要ではなくなりますか?
    A痛みが完全に無くなるなるわけではなく、痛みの軽減が期待されています。
    痛み止めの薬や注射の量や回数が減ることは期待できます。
    必ずしも手術をさけられるわけではありません。
  • QCooliefの治療後、すぐに痛みは軽減しますか?
    A治療後これまでの痛みがなくなる、または大幅に改善するといった効果を感じる事がありますが、これは局所麻酔の効果です。Cooliefによる痛みの軽減効果は徐々に出てきます。
    早い方で2日~1週間程度、大体1ヶ月後に効果を感じます。
  • Q効果の持続期間はどれくらいですか?
    A最大効果は治療後、6ヵ月頃に一番効果が現れるとされており、持続期間は、最短11ヶ月 最長2年とも言われています。
    (※効果の出現、持続期間は個人差があります)
  • QCooliefの治療によって、リハビリの頻度は少なくなりますか?
    ACooliefの治療だけで痛みの治療が完了するわけではなく、治療後も継続してリハビリをお受けいただきます。
    (主治医の判断によりリハビリが終了となる場合があります。)
  • Q私はリハビリを受けていませんが、Cooliefの治療以降、リハビリが必要ですか。
    Aお住まいが県内外に関わらず、主治医にご相談ください。
    主治医の判断により、リハビリをお受けいただく場合がございます。
  • Q二回目のCoolief治療はすぐにできますか?
    A一回目と二回目の治療の間隔は1年以上空けて行う必要があります。
  • Q入院を希望する場合は、どうすればよいでしょうか。
    A術前外来にて主治医にご相談ください。
    ご希望を踏まえ、主治医の判断により入院の可否を検討いたします。
  • Q血液サラサラ(抗凝固薬)薬を服用していますが、治療できますか。
    A当院は一般社団法人日本関節病学会による適正使用指針に則り、治療を実施しております。
    本指針により、原則として治療をお受けすることができませんが、抗凝固薬を服用されている方で治療をご希望される場合は、主治医にご相談ください。
  • Q住まいが遠方ですが、受診する際に必要なものはありますか。
    A 事前に電話にてお問い合わせください。
    患者さんの状態により、お持ちいただくようお願いする場合がございます。
    • 紹介状
    • お薬手帳