形成外科領域でのPRP療法全体の流れ
形成外科では、PRP療法を実施するに当たり、感染症血液検査を事前におこなっていただきます。結果が判明する、2週間後にPRP療法を実施することができます。
複数回の施術を希望される方は、感染症血液検査を受けてから6ヵ月以内であれば、再度感染症血液検査を行う必要はありません。
なお、治療の効果判定に用いる為、患部等の写真を撮影させていただきます。
1回目のご来院 カウンセリング(自費診療)
- 患者さんのお悩みを伺います。治療部位の確認や、必要とされるPRP量(かかる費用)の確認、治療方針や期待できる効果などをお伝えします。PRP療法の実施日を決定します。
- 同意書をお渡しします。
(PRP療法の長所・短所を十分ご理解いただいたうえで実施を希望されたときに、同意書にご署名いただきます。) - 実施前の血液感染症検査を行います。
2回目のご来院 PRP療法実施日(自費診療)
PRP療法を実施します。
当院で採血を行います。採れたての血液で直ちにPRPの抽出・作製を細胞培養加工室(無菌操作)にて行います。表面麻酔を行った患部に、医師が注射器を用いて注入します。
3回目のご来院 アフターケア検診(自費診療)
施術後の様子を拝見します。
※事前にご希望があれば、PRP療法を実施することも可能です。
治療より6ヵ月経過後(必要に応じ)
血液感染症検査を実施します。
当院では、治療を継続している方や再開される方でも、初回の血液感染症検査より6ヵ月を経過した際、血液感染症検査を実施いたします。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
1回目の診察の流れ
お持ちいただくもの
- 保険証・診察券
受付
問診票をご記入いただきます。
お薬手帳/現在のお薬がわかるものをお預かりします。
カウンセリング
- PRP療法の適応があるか、検討する為に診察します。
- PRP療法を希望される場合、「自己多血小板血漿(PRP)療法 説明書・同意書)」をお渡しします。PRP療法実施の日時を決定します。
血液感染症検査
感染症検査のため、採血を行います。
会計
血液感染症検査とカウンセリング費用(17,600円(税込))をお支払いいただきます。
2回目の診察の流れ(PRP療法実施日)
お持ちいただくもの
- 保険証・診察券
- 自己多血小板血漿(PRP)療法 説明書・同意書
受付、費用のお支払い ご予約時間の30分前にご来院ください。
あらかじめご署名いただいている 以下の同意書をお預かりします。
- 自己多血小板血漿(PRP)療法 説明書・同意書
本日の体調をうかがい、体温測定等を行います。
費用をお支払いいただきます。
診察
PRP療法実施の希望について最終確認いたします。
採血
PRP療法に必要な採血を行います。
採血後、加工作業の間約60分間、院内にてお待ちいただきます。
※お顔への施術の場合は、洗顔をしていただき、お化粧を落としていただきます。
PRP療法実施
クリーム状の麻酔を行った後、PRPを患部に注射します。
医師より、実施後の注意点をご説明します。
看護師からのご説明
実施後の注意点をご説明します。次回以降の診察予約を行います。
ご帰宅
ご帰宅の際は、必ず受付にお立ち寄りください。
3回目の診察の流れ(PRP療法実施後)
お持ちいただくもの
- 保険証・診察券
受付
診察 アフターケア検診 投与より1週間経過後に実施部位の状態観察を行います。
※事前にご希望があれば、PRP療法を実施することも可能です。
※継続したPRP療法の施術の予定がある場合は、次回のPRP療法施術日に経過観察を行うこととし、1週間後の経過観察を行わない場合があります。
ご帰宅
ご帰宅の際は、必ず受付にお立ち寄りください。
PRP療法当日のご注意
化粧/洗顔料/タオル等
形成外科領域(美容)の場合、お顔に施術をする場合には、施術前にお化粧を落としていただく必要があります。ご来院に際しては、落とし難い成分の化粧品の使用はお控えください。また、施術後(クールダウンを終えた後)、お帰りになられる際、お化粧をしていただくことも可能です。
洗顔料やタオルの用意はありますが、なるべく普段ご利用になられている物を持参いただくことを推奨いたします。なお、当院にはパウダールームがありませんので、診察室等の手洗いか、お化粧室をご利用いただいております。いずれも鏡の設置はございます。
食事/水分/入浴
食事制限はありません。普段通りお召し上がりください。
PRP療法実施前24時間は、普段より多めの水分摂取を心がけてください。
- 水分摂取量が少ないと、血液採取時に気分が悪くなることがあります。
- 普段の水分量より500mlほど多めにお飲みください。
当日(PRP療法実施後)は感染予防の為入浴・シャワーをお控えください。
- PRP療法実施当日は、入浴を済ませてからご来院ください。
PRP療法実施後のご注意
当日(PRP療法実施後)は、個人差はありますが腫れぼったさや違和感がある方もいらっしゃいます。この場合、実施部位を冷やしていただくと、症状は数日で改善します。
痛みが持続される場合は、1週間後の受診時に担当医にご相談ください。
痛み止めの使用に関しましては、担当医の処方する薬のみをご使用ください。薬によっては、治療に影響する場合がありますのでご注意ください。
ご不明な点は、おゆみの中央病院までお問い合わせくだい。